「法人携帯に格安スマホってアリなの?」
「格安SIMって法人契約でもちゃんと使えるの?」
中小企業の経営者・担当者の方から、こんな声をよく聞きます。
コスト削減をしたいけど、使い勝手や信頼性に不安がある…。そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、「法人携帯 格安スマホ」や「格安SIM 法人契約」について徹底解説。
MVNO選びの注意点から、おすすめのサービス、一括見積もりの活用法まで、導入に必要な情報をまるっとまとめています。
法人スマホ選びで失敗しないために、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
法人携帯で格安スマホを導入するメリット7つ
法人携帯で格安スマホを導入するメリット7つについてご紹介します。
それでは順番にメリットを見ていきましょう。
①通信コストを大幅に削減できる
法人携帯を格安スマホで導入する最大のメリットは、やっぱりコストの安さです。
大手キャリアでの法人契約では、1台あたり月額4,000~8,000円程度かかることも多いですが、格安SIMを使えば1台1,000円前後まで抑えられることも。
例えば、mineoやIIJmioではデータ3GB+音声通話プランでも月額1,000円台で利用できます。
社員が多い企業ほど、このコスト差は大きなインパクトになります。
経費削減を第一に考えるなら、格安スマホは強力な選択肢になりますよ。
②社員の私用スマホ使用を防げる
業務用スマホがないと、社員はつい自分のスマホで顧客対応や連絡をしてしまいがちです。
これって、セキュリティ的にも情報漏洩のリスクが高くなるんですよね。
格安スマホでも法人契約をすることで、会社から明確に「業務用端末」として提供できます。
業務とプライベートを分けることで、従業員側も精神的に楽になりますし、会社側も管理しやすくなります。
コストを抑えつつ、業務用としての線引きがしっかりできるのが嬉しいポイントです。
③経費処理がしやすくなる
法人契約をすると、請求が法人名義になります。
これは経費計上の際にかなり便利で、領収書の処理や申告の際にも明確に分けられます。
個人契約のスマホを業務で使わせていると、あとから経費として処理するのがややこしくなりますよね。
その点、法人名義での格安スマホ導入は会計処理の効率化にも繋がります。
税理士さんにも喜ばれるポイントですよ~。
④スマホ管理の一元化ができる
業務用スマホを一括導入することで、会社としての端末管理がしやすくなります。
どの社員がどの端末を使っていて、プランや通信量はどうなっているかも把握しやすくなります。
端末のセキュリティ設定やMDM(モバイルデバイス管理)も法人契約なら導入しやすいんですよ。
万が一紛失したときも、遠隔でロックしたりデータを消去するなどの対策が取りやすくなります。
個人契約では難しい一元管理も、法人なら実現できますね。
⑤SIMのみ契約で端末代を抑えられる
格安SIM会社の多くは、「SIMのみ契約」に対応しています。
つまり、すでに持っているスマホ端末にSIMだけ入れれば、すぐに使えるというわけです。
新しくスマホを購入する必要がないので、初期費用がグッと抑えられます。
対応端末さえあれば、今あるスマホを再利用できるのはコスト面でもエコ面でも嬉しいですね。
ちなみに、対応機種の確認は各MVNOの公式サイトで簡単にできますよ。
⑥通話かけ放題など柔軟なプラン設計
最近では、格安SIMでも法人向けに通話かけ放題や、複数回線の一括管理に対応したプランが増えてきています。
例えば、1GBだけ使いたい人と、動画を見るために10GB必要な人ではプランも異なるべきですよね。
MVNOなら、その社員に合わせてピンポイントでプランを選べるのが魅力です。
余ったデータを他の回線にシェアできる「データシェア」なども便利です。
社内の使用状況に合わせた柔軟な設計ができるのは、法人運用でも大きなメリットですね。
⑦導入手続きがスムーズなMVNOも多い
「格安SIMって、契約とか面倒なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、最近は法人向けにスムーズな導入プロセスを用意しているMVNOも増えています。
専任の営業担当がついたり、見積もりから納品まで一括で対応してくれる会社もあります。
中小企業でも気軽に導入しやすく、問い合わせもメールやチャットですぐ対応してくれるケースが多いです。
「一括.jp」のような見積もり比較サイトを使えば、最短で当日中に見積もりが届くことも。
導入までのハードルが低いのも、格安スマホの魅力ですよ。
格安SIMを法人契約する際の注意点5つ
格安SIMを法人契約する際の注意点5つについて解説していきます。
それでは順に、注意すべきポイントを見ていきましょう。
①法人名義で契約できるMVNOは限られる
格安SIMはたくさんのMVNOから提供されていますが、実は「法人名義で契約できるMVNO」は思ったより少ないんです。
個人向けには力を入れていても、法人向けは受付すらしていない会社も珍しくありません。
特に格安プランが売りのMVNOほど、法人契約の対応は後回しになっている印象があります。
法人用に開放しているMVNOとしては、IIJmio、mineo、OCNモバイルONE、楽天モバイル(ビジネス)などが有名です。
まずは「法人契約ができるかどうか」を必ず事前に確認してから比較を始めましょう。
②本人確認書類や会社証明書が必要
法人で契約する場合、契約者の「本人確認書類」とあわせて、会社の登記簿謄本や印鑑証明書などの法人書類が必要になるケースがほとんどです。
「登記簿謄本」は法務局で取得できる書類で、会社の正式な情報が載っています。
提出から発行までタイムラグがあることもあるので、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
中には「3ヶ月以内の発行日が必要」といった条件もありますので、MVNOごとの必要書類の確認を忘れずに。
事前準備さえしておけば、契約自体はオンライン完結できるところもありますよ。
③大手キャリアよりサポートが少ない場合も
大手キャリアでは、法人専用の営業担当や電話窓口、訪問サポートなどが整っています。
ですが、格安SIMのMVNOは基本的に「メール」「チャット」「FAQ対応」がメイン。
「何かあった時にすぐ電話して聞ける体制」がないMVNOも多いため、急なトラブル対応には不安が残ることも。
サポート重視なら、OCNモバイルONEやIIJmioなど、法人窓口がしっかりしているMVNOを選ぶと安心です。
導入後の「運用フェーズ」も考えて、比較する視点を持つことが大切ですね。
④通話品質や通信速度の差異に注意
格安SIMは基本的に、大手キャリアの回線を借りて運営している「MVNO」です。
そのため、お昼休みや夕方など「通信が集中する時間帯」は速度が遅くなったり、通話がつながりにくくなることも。
法人用途では「営業先に連絡がつかない」「データ送信に時間がかかる」といった事態が業務の遅延につながります。
MVNOによって通信品質は異なるので、「速度が安定している」「通話アプリではなくキャリア回線を使える」など、実用面のチェックが必要です。
導入前に「実際の使用レビュー」や「速度測定データ」なども確認しておくといいですよ。
⑤端末保証やトラブル時の対応を確認する
法人向け携帯では、端末の破損・紛失・故障といったトラブル対応も重要です。
MVNOの中には、端末保証がオプションだったり、外部の保険会社と提携していたりと、サポートの手厚さに差があります。
特にSIMフリー端末を持ち込みで使う場合は、「メーカー保証が切れている」「修理が自己負担になる」などの落とし穴もあります。
「端末を一括で導入するか」「BYOD(私物端末の業務利用)を許可するか」によって、対策も変わってきます。
法人利用なら、万が一のリスクに備えて保証内容をよく確認することが大切ですよ。
法人携帯で使えるおすすめ格安SIM4選
法人携帯で使えるおすすめ格安SIMを4つ厳選してご紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、自社のニーズに合ったサービスを選ぶ参考にしてくださいね。
①IIJmio:法人専用プランが充実
IIJmioは、老舗の通信事業者「IIJ(インターネットイニシアティブ)」が提供するサービスです。
法人向けのプランが非常に充実していて、例えば「月1GB~50GB」までの幅広い容量が選べるほか、データシェアにも対応。
複数回線で通信容量を分け合えるため、部署や利用者ごとに最適なコスト設計が可能になります。
法人専用の窓口があり、請求書払い、見積書・納品書対応、端末セット販売も可能。
信頼感のある対応で、社用スマホを初めて導入する企業にもおすすめです。
②OCNモバイルONE:コストと信頼性のバランス◎
NTTコミュニケーションズが運営するOCNモバイルONEは、「法人でも安心して使える格安SIM」として高い評価を得ています。
料金プランは1GB~10GBまでとシンプルで、音声通話SIMでも1,000円台から利用可能。
通話かけ放題オプションや、050番号のIP電話サービスなど、法人ニーズに応じた追加機能も充実しています。
何より「NTTグループ」の信頼性と回線の安定性が魅力。
特に既にOCNを使っている法人は、統一感があって導入しやすい選択肢です。
③mineo:柔軟なプラン設計と顧客満足度
関西電力グループのオプテージが提供するmineoは、個人ユーザーにも人気ですが、法人でもその柔軟性が評価されています。
mineoの特徴は「パケットシェア」や「フリータンク」など、独自のデータ共有機能。
例えば、営業部は10GB、総務は3GBなどと柔軟に振り分けたり、余ったデータを翌月に回したりできます。
また、mineoは通信速度も比較的安定しており、混雑時間帯もそこまで極端に落ち込まない印象があります。
「ちょっとユニークなMVNOがいい」という中小企業にはピッタリです。
④ビジネス向け楽天モバイル:1回線から導入可能
楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」という名の通り、月額0円~最大3,278円で容量無制限まで使える柔軟な料金設計が魅力です。
法人向けにも「楽天モバイルビジネス」として窓口を設けており、1回線からでも法人契約可能。
eSIM対応や楽天Linkを使った無料通話も活用できるため、通信コストを劇的に抑えることができます。
ただし、エリアによっては電波状況に不安が残る地域もあるため、導入前の確認はマスト。
スタートアップやテレワーク中心の小規模法人に向いているMVNOですね。
格安スマホを法人契約する手順5ステップ
格安スマホを法人契約する手順5ステップを詳しく解説します。
初めてでもスムーズに導入できるよう、順を追って確認していきましょう。
①契約に必要な書類を準備する
まずは法人契約に必要な書類を揃えましょう。
MVNOによって異なりますが、一般的には以下のようなものが必要です:
必要書類 | 補足 |
---|---|
登記簿謄本 | 3ヶ月以内のものが有効 |
印鑑証明書 | 会社実印が必要なケースあり |
契約担当者の本人確認書類 | 運転免許証など |
法人印 | 申込書に押印する場合あり |
あらかじめPDFでデータ化しておくと、オンライン契約がスムーズになりますよ。
②導入台数と利用用途を明確にする
次に、自社で「どのくらいの台数が必要か」「どのような用途で使うのか」をはっきりさせましょう。
例えば、営業職がメインであれば通話かけ放題プランが向いていますし、内勤での連絡用であればデータ通信中心でも問題ありません。
また、1台ごとにどの程度のデータ容量が必要かを把握しておくと、適切なプランを選びやすくなります。
導入目的を明確にすることで、無駄なコストを防げますよ。
③MVNO各社の料金プランを比較する
法人向けに格安SIMを提供しているMVNOは複数あります。
料金、サポート体制、通信品質、請求方法など、以下の視点で比較すると分かりやすいです:
- 料金(月額・初期費用)
- データ容量・通話オプションの有無
- 法人専用窓口の有無
- 請求書払い・一括請求の対応
- データシェアやMDM対応
料金が安くても、法人契約に非対応な会社もあるので、法人対応かどうかを最初に確認しましょう。
④見積もり・申込を一括サイトで行う
MVNOごとの比較が面倒な場合は、「一括.jp」などの法人携帯専門の見積もりサイトを使うのが便利です。
一度の入力で複数社から見積もりを取得できるので、料金やサポート内容を並べて比較できます。
申し込みまでオンラインで完結するサービスも多く、時間と手間を大きくカットできます。
また、専門スタッフが要件に合った提案をしてくれるケースもあり、初めて導入する企業にも安心。
見積もり取得は無料なので、まずは相談だけでもしてみるのがおすすめですよ。
⑤開通・端末設定を社内でフォローする
契約が完了したら、SIMカードと端末の設定を行います。
SIMを端末に挿し、APN(アクセスポイント)の設定をすることで通信が可能になります。
MVNOによって設定方法は少しずつ異なるので、同梱されているマニュアルや公式サイトを確認しましょう。
設定が終わったら、実際に通信・通話ができるか動作確認を行いましょう。
社内での操作マニュアルを用意しておくと、社員への展開もスムーズに進みますよ。
一括見積もりサイトを使って法人携帯を導入する方法
一括見積もりサイトを使って法人携帯を導入する方法について詳しく解説します。
特に時間や手間をかけずに最適な法人携帯を導入したい方は、ぜひ活用してみてください。
①一括.jpなどの法人向けサービスを活用する
「一括.jp」や「法人携帯.com」などの一括見積もりサービスは、複数のMVNO・キャリアと提携しており、簡単な入力だけで複数社からの見積もりを一度に取得できます。
入力項目は、「希望回線数」「利用用途」「エリア」など数分で終わるものばかり。
情報を一度に共有できるので、各社へ個別に問い合わせる必要がなく、非常に効率的です。
法人携帯の導入経験がない企業ほど、このようなサービスのサポートは心強いですよ。
②導入コスト・通信環境の比較が簡単
格安SIMは会社ごとにプラン内容や費用体系が異なります。
一括見積もりサイトを使うことで、月額費用・初期費用・契約条件などを一覧で比較できるため、価格の相場観がすぐにつかめます。
「1回線あたりのコスト」だけでなく、「5回線・10回線まとめて契約した場合の割引」なども一目瞭然。
これにより、単純な料金比較では見落としがちなコスト差を見逃さずに済みます。
最適なプラン選びに欠かせないツールと言えます。
③複数キャリアからの提案で選択肢が広がる
一括見積もりでは、1社では気づかない「他社のメリット」も浮かび上がってきます。
例えば、通信速度は速いけど価格はやや高めのA社と、料金は安いけどサポートに不安のあるB社。
それぞれの提案を受けることで、「うちの業務にはどっちが合っているか?」が明確になります。
「比較される」前提での提案になるため、各社が工夫を凝らしたサービス内容を提示してくれるのもポイント。
選択肢が広がるだけでなく、質の高い提案を受けられるのが魅力です。
④初期導入の相談・サポートも無料で受けられる
一括見積もりサイトでは、専門スタッフによる「相談対応」も無料で受けられます。
「どれが良いのかまったく分からない…」という方でも、業務内容や利用シーンに応じてプランを提案してもらえます。
端末の選定やMDM(端末管理)の導入、通信エリアの確認など、導入前に確認しておくべき項目にも丁寧に対応。
サポート体制の良し悪しで、その後の満足度も大きく変わるので、最初にしっかり相談できるのはありがたいですね。
初めての法人携帯導入なら、こういったサービスを使わない手はないですよ。
まとめ|法人携帯で格安スマホを導入する前に押さえておきたいこと
導入メリット7つ |
---|
通信コストを大幅に削減できる |
社員の私用スマホ使用を防げる |
経費処理がしやすくなる |
スマホ管理の一元化ができる |
SIMのみ契約で端末代を抑えられる |
通話かけ放題など柔軟なプラン設計 |
導入手続きがスムーズなMVNOも多い |
法人携帯として格安スマホや格安SIMを使うことは、コスト面で非常に大きなメリットがあります。
ただし、MVNOによって法人契約の対応状況やサポート体制が異なるため、選定には慎重さも必要です。
見積もりサイトをうまく活用すれば、複数社の比較検討が簡単にでき、効率的に導入を進められます。
「安さ」だけでなく、「使いやすさ」や「管理しやすさ」まで見据えて導入を検討してくださいね。
最適な法人携帯の導入が、あなたのビジネスの成長につながりますように。
参考リンク:総務省|モバイル市場の競争環境に関する報告書
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